拡大するCWCはサッカー界をどう変える ヴェンゲル氏は「世界中のクラブがさらに発展し、競争していく」

アーセナルなどで指揮を執ってきたヴェンゲル氏 photo/Getty Images

スケジュールはハードなものとなるが……

現在サウジアラビアで開催されているクラブワールドカップ2023は、従来通りとなる6大陸の各王者と開催国1チームの計7チームで行われているが、この方式が2025年より変更される。

2025年大会からは開催が4年に1度となり、出場チーム数は32まで拡大する。かなり大きな変更だが、これで世界のサッカーはさらに変わるのだろうか。

元アーセナル監督で、現在はFIFAで役職を務めるアーセン・ヴェンゲル氏はクラブワールドカップの拡大でよりグローバルに進化できるはずと期待を込める。
「他のクラブにとって進化するチャンスとなる。クラブワールドカップの拡大が各クラブに与えるプラスの影響としては、世界中のクラブがさらに発展し、競争していくことになる。これは非常に大きなものになるだろう。サッカーを真にグローバルにすることが重要であり、これによって他のクラブが進歩するチャンスが生まれる。世界中のより多くのプレイヤーが最高のレベルで争う機会が増えることにもなる。フットボールの日程が多忙であることは承知しているが、これは4年ごとの開催だ。もちろん大会中とその後の休憩期間は尊重されなければならない」(英『BBC』より)。

開催時期は通常のオフシーズンにあたる6月から7月にかけてとなっており、各クラブと選手の負担がかなり増すように思える。まだまだ反対意見も多そうだが、各大陸のクラブにとって欧州のビッグクラブと対戦する貴重な機会になるのも事実だ。特に近年力をつけているアメリカ・MLS勢や、資金力を持つアジアのサウジアラビア勢にとっては世界へ力をアピールする場にもなるだろう。

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