“ボールボーイ”だった少年がCLの舞台で躍動 6年の時を経てトップチームデビューを飾ったハミルトンにかかる期待

デビュー戦で初ゴールを決めたハミルトン photo/Getty Images

指揮官も満足なパフォーマンス

CLのグループステージ第6戦でレッドスターと対戦したマンチェスター・シティ。すでに決勝トーナメント進出を決めていたこともあり、この試合は若手を中心に起用した。

結果的に3-2で勝利したこの試合で躍動したのが、トップチームデビューを飾ったFWマイカ・ハミルトン(20)だ。シティのアカデミー出身の20歳は右のウイングとしてスタメン出場。

すると、19分にMFマテウス・ヌネスからのパスに抜け出し、得意のドリブルで相手を翻弄し右足一閃。思い切り振り抜いたシュートがネットに突き刺さり、デビュー戦で初ゴールをあげる大活躍を見せた。
ハミルトンは2017年に当時はボールボーイであったが、指揮官のペップ・グアルディオラと作戦会議をする姿が映し出されたこともあった。6年目にボールボーイであり、当時の写真を見たペップは「知らなかったよ。6年前?」と驚きながらも同選手のプレイを称賛している。

「素晴らしいゴールだったし、素晴らしい試合だ。彼のことをとても嬉しく思う。彼は我々とよく一緒にトレーニングをしており、前線での彼の1対1のスキルを見てきた。彼は素晴らしいゴールを決め、PKも獲得した。1対1になれない時は冷静にパスも出していたし、守備面でもアグレッシブだった」(英『Daily Mail』より)

後半からはポジションを左に移し、3点目となるPKの獲得やカットインからのシュートなど90分を通して素晴らしいパフォーマンスを見せた。

シティのウイングにはスター選手揃いのため、レギュラーを獲得するのはかなり厳しい道のりとなるだろう。しかし、ハミルトンが見せたパフォーマンスはこれからの活躍を期待させるようなプレイぶりであった。

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