2015-16のミラクル・レスターを超えるペース ラ・リーガで躍動するジローナが優勝するシナリオはあるか

ラ・リーガで2位につけるジローナ photo/Getty Images

今季最大のサプライズチームに

ここまでラ・リーガ15試合を消化し、勝ち点38を稼いで2位につけているジローナ。

今季の超サプライズチームとなっている彼らには、奇跡のプレミアリーグ制覇を果たした2015-16シーズンのレスター・シティと重ねる声も出てきている。

当時のレスターはゴールゲッターのジェイミー・バーディと献身性抜群の岡崎慎司の2トップ、右サイドから仕掛けるリヤド・マフレズ、中盤のボールハンターのエンゴロ・カンテ、相棒のダニー・ドリンクウォーターらが中心となり、とんでもないミラクルを起こした。
スペイン『MARCA』も現在のジローナと当時のレスターを比較しているが、15試合消化時点ではジローナの方が勝ち点を稼げている。当時のレスターは9勝5分1敗の成績で、稼いだ勝ち点は32だ。ジローナは12勝2分1敗で38ポイントを稼いでおり、リーグの違いはあれどジローナの方が良い前半戦を過ごしている。

また、得失点の内訳もジローナの方が良い。当時のレスターは15試合消化時点で32ゴール21失点だったが、ジローナは34ゴール18失点だ。

特長的なのは、当時のレスターはバーディがこの時点でチームトップとなる14ゴールを挙げており、レスターはバーディの得点力に依存しているところがあった。

一方でジローナの最多得点者はウクライナ代表FWアルテム・ドフビクで7ゴールとなっており、バーディの半分しかない。それでもチーム得点数はレスターを上回っており、ジローナの方がチーム全体で得点を挙げていることになる。

同メディアのアンケートでは、ジローナのラ・リーガ優勝の可能性を信じる者はまだ多くない。ジローナの優勝確率は5%未満と答えた人が最多の20%おり、ジローナのペースが最後まで続くと考えている人は少ないようだ。

まず1つの正念場は、10日に予定されているアウェイでのバルセロナ戦だ。ここでも勝てば雰囲気が変わってきそうだが、ジローナは強さを証明できるか。

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