マンチェスター・シティはカウンターを受けすぎ? 気になる“いつも同じパターンの失点”

オペンダの独走を2度も許した photo/Getty Images

背後にスペースがありすぎる

マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグ・グループステージG組でRBライプツィヒと戦い、3-2と勝利を収めた。

結果的にはホームで勝利を収めたものの、2点を先行される苦しい展開だった。1点目はGKからのロングボールをロイス・オペンダが収めてゴール、2点目はボールを奪ったライプツィヒが自陣から素早く展開し、やはり最後はオペンダが決めた。いずれもシティの背後にある広大なスペースを利用したものであり、見事にカウンターを食らってしまった。

「ロングボールのときはデュエルに勝たなければならない。もっと強くならなければいけないが、我々はそうではなかった」とペップ・グアルディオラは語った。
1点目はオペンダのマークについていたマヌエル・アカンジの単純なミスでもある。しかし2点目はライプツィヒサイドのコーナー近くから一気に展開されたものであり、カウンタープレスがまったくかかっていなかったのも気になる点だ。

CLでは、ヤングボーイズ戦やレッドスター戦でも同じような失点があった。英『the Athletic』は、今季のCLでシティが喫した失点はすべて本質的に同じものだと指摘している。また、セカンドボールの回収がうまくいかない点については、イルカイ・ギュンドアンの退団が影響しているのではないかとも綴られている。

ボールを保持して前がかりになるのがシティの基本的な戦い方であり、背後のスペースにある程度のリスクを負うのは仕方のないことだ。しかし、あまりにも簡単にやられてしまった今回の失点は課題ではないか。

プレミアリーグ次節はカウンターを得意とするトッテナムが相手となるが、シティはトッテナムに幾度も仕留められた苦い経験をもっている。カウンターを受けての失点が目立つ今季のシティ。ペップはなんらかの修正を施してくるだろうか。

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