“ドク特なドリブル”を活かすためにしていることは? B・シウバが好調ウインガーを語る

単騎でも突破できてしまうドク photo/Getty Images

ダントツのドリブル成功数

プレミア王者マンチェスター・シティは現在2位につけるが、やはり選手の質でいえばプレミア随一である。そのなかでも、今季新加入で輝きを放っているのがFWジェレミー・ドクだ。

すでに2ゴール5アシストを決めたドクだが、その特長はそのトリッキーなドリブルにある。スピードがあるだけでなく、急に止まったり、そうかと思えば急加速したり。切り返しの早さも含め驚異的で、対面のサイドバックをドクが振り回している姿は今季よく目にすることができる。先日のリヴァプール戦では、11回のドリブルを成功させたことが話題となっている。

データサイト『FBREF』によれば、ドクは今季76回のドリブルを試み、43回を成功させている。成功率は56.6%だ。76回のドリブルはチーム内でダントツ1位。2位はフィル・フォーデンだが、試行回数は44回まで落ち、そのうちちょうど半分の22回を成功させている。
このことからも、シティはドクにある程度の自由を与えてプレイさせていることがわかる。MFベルナルド・シウバも、ドクに自由を与えることを意識していると語った。英『Mirror』がコメントを伝えている。

「彼はとてもいい選手で、みんなのためにとても良いプレイをしてくれているよ。うまくいけば、彼が前進し続け、学び、向上し、タイトル獲得に貢献してくれるはずだ」

「彼に制限をかけることはできないんだ。そうでないと、彼は魔法を失ってしまう。彼がボールを持っていないときに私たちを助ける責任があることはもちろんだが、私たちは彼をありのままにさせ、自分の仕事をさせなければならない」

「彼は本当によくやっていると思う。ジェレミーとプレイするときは、彼を助け、彼のやるべきことができるよう自由を与えようと努めているんだ」

自由に解き放つことが、あの独特のドリブルを活かす秘訣のようだ。ドクは今季どこまで暴れてくれるだろうか。

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