「ジェレミーは走ることも守ることも嫌い」 プレミアで輝く教え子、ドクにユースのコーチも驚きを隠せない

ベルギー代表でも好調なドク photo/Getty Images

16試合で4ゴール6アシスト

今夏にレンヌからマンチェスター・シティに、5550万ポンド(約102億円)もの金額で加入したベルギー代表FWジェレミー・ドク(21)。

新加入選手ながらも全公式戦16試合に出場し、4ゴール6アシストを記録しており、ここまでは申し分のない輝きを見せている。ペップ・グアルディオラ監督も称賛を惜しまないドリブラーだが、ユース時代を過ごしたアンデルレヒトのコーチたちはマンCので活躍に驚きを隠せないという。

アンデルレヒトのユースのコーチであるブノワ・ヘゲマン氏は当時のドクの様子を英『THE Sun』にて語っている。
「ジェレミーは走ることも守ることも嫌いで、フィットネスルームを使うのも好きではなかった。彼は強い自信を持っていたが、アンデルレヒトの誰もが彼には取り組むべきことがたくさんあると考えていた。彼の左足、空中での強さ、そしてポジショニングなどすべてを改善する必要があった」

「クラブの誰もが、ジェレミーはアンデルレヒトやベルギーの別のチームでプロとしてプレイするのに十分な選手だと考えていた。しかし、マンチェスター・シティのようなヨーロッパのトップクラブは別だ。私たちは彼に少し驚いているが、何よりもとても誇りに思っている」

またアンデルレヒトの教育アシスタントは、「彼の最大の特質は『あえて繰り返す』ことだった。たとえ彼がボールを失ったとしても、彼は再び同じ行動を試み、時にはコーチたちを大いに悩ませた。しかしその後、リヴァプールやチェルシーなど、多くの海外クラブが彼の動向を追い始めたんだ。だからロメル・ルカクがアンデルレヒトで教育を修了するようジェレミーを説得したんだ。なぜ彼が世界最高の選手になれないのか分からない。彼がいれば何でも可能だよ」と、ユース時代のドクの印象を語っている。

ユース時代は嫌いなことも多く、コーチたちを悩ませていたというドク。またビッグクラブへの話もあったようだが、ルカクがドクに助言をしていたという。

今季ここまで新天地で存在感を見せているドクはクラブにタイトルをもたらす活躍ができるのか注目だ。

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