ゴール0、アシスト0、枠内シュートも0 代表からも落選のマウントはどうしてしまったのか

ユナイテッドで結果がついてこないマウント photo/Getty Images

攻撃にほとんど絡めていない

低調な内容を批判されながらも、手堅くEURO本戦出場を決めたイングランド代表。最前線にハリー・ケイン、ワイドにブカヨ・サカやフィル・フォーデン、中盤はジュード・ベリンガムとデクラン・ライスと、中盤より前の主な人選は固まってきたかにみえる。

本来ここに入っていてもおかしくなかったのがマンチェスター・ユナイテッドMFメイソン・マウントだ。前回のEURO2020では主力級であり、決勝戦も含めてスタメンに名を連ねたが、カタールW杯を終えてからはプレイメイカータイプとしてジェイムズ・マディソンなどが呼ばれるようになり、代表と縁がなくなってしまった。

しかしマウントが呼ばれなくなってしまったのは、クラブでの成績低下を見れば納得できるかもしれない。21-22シーズンにチェルシーでリーグ戦11ゴール10アシストと輝きを放ったが、それが22-23シーズンには3ゴール2アシストまで低下。出場時間も2365分から1658分にまで低下している。
そして、ユナイテッドに移籍した今季はさらに成績が低下している。リーグ戦401分の出場で、未だ0ゴール0アシスト。英『the Athletic』によれば、なんと枠内シュートは1本もないという。

それだけでなく、アタッキングエリアでボールを受ける回数やプログレッシブパスの大幅な低下なども同メディアで指摘されている。ユナイテッドではどちらかといえば低い位置でボールを回す役割をこなすことも多くなったマウントだが、役割は適しているのだろうか。負傷離脱もあり、昨季以上の寂しいシーズンになりかかっているのが気がかりだ。

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