プレミア史上最も “クレイジーな試合”に選ばれたのは……  2012年最終節の後半ATでの優勝を決めた歴史の残る大逆転劇

アグエロが劇的ゴールを決めた photo/Getty Images

アグエロの歴史に残るゴール

プレミアリーグ第11節のトッテナム対チェルシーの一戦は歴史に残る様々な出来事が残る試合となった。

4-1でチェルシーが勝利したこの試合、VARが多発し、5つのゴールが取り消され、5つのゴールが決まり、ファールは両チーム合計33回あり、レッドカードが2枚、イエローカードは6枚出された。

9人になったトッテナムがハイラインを引いたことも大きな注目を集めたこの試合はプレミアリーグの長い歴史の中でもクレイジーな試合だったと英『Daily Mail』は伝えている。
そんななかで、同メディアはプレミアリーグの中で最もクレイジーな試合TOP10を選出している。8ゴールのうち、7ゴールが後半に生まれ、アーセナルのアンドリー・アルシャビンがアンフィールドで4ゴールを決めた2009年のリヴァプール対アーセナの4-4の試合やマリオ・バロテッリが「WHY ALWAYS ME」のメッセージをゴールパフォーマンスで見せた2011年のマンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティの1-6の試合も選出されている。

様々な試合が取り上げられている中で、同メディアがNo.1に選んだ試合は2012年のマンC対QPRの試合だ。マンUとの優勝争いが最終節までもつれたこのシーズン、ホームにQPRを迎えたマンCはパブロ・サバレタが先制ゴールを挙げるも、逆転され1-2のまま試合は終盤に。このまま優勝を逃してしまうかと思われた試合終了間際、92分にエディン・ジェコが同点ゴールを決める。しかし、勝利が必要なマンC。この危機を救ったのは、セルヒオ・アグエロだ。

94分にアグエロがバロテッリとの連携から値千金の逆転ゴールを決めたのだ。このゴールのおかげでマンCはクラブ初のプレミアリーグタイトルを獲得した。コメンテイターのマーティン・タイラー氏が、「誓って言います。このような瞬間は今まで見たことがありません」と叫んだことでも有名な試合だ。

同メディアは、この試合をNo. 1に選び、「どの試合で何ゴールが決まり、何枚レッドカードが出され、事件が起こっても関係ありません。マンシティがプレミアリーグの試合で最も激しいフィニッシュを達成したときのドラマと感動を超える試合はありません」と綴っている。

同メディアが選んだプレミアリーグ史上最もクレイジーな試合TOP10は下記となった。

1位:マンC対QPR 3-2(2012年)、2位:トッテナム対チェルシー 1-4(2023年)、3位:リヴァプール対ニューカッスル 4-3(1996年)、4位:チェルシー対トッテナム 2-2(2016年)、5位:マンU対マンC 1-6(2011年)、6位:マンU対アーセナル 8-2(2011年)、7位:アーセナル対トッテナム 4-4(2008年)、8位:マンU対アーセナル 0-0(2003年)、9位:リヴァプール対アーセナル 4-4(2009年)、10位:ニューカッスル対アーセナル 4-4(2011年)

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