わずか10分の出場で6回すべてのドリブルを成功 マンCの快速ウインガー・ドクが止まらない

CLのヤングボーイズ戦で途中出場したドク photo/Getty Images

マンCの新たな翼

今夏にレンヌからマンチェスター・シティに加入したベルギー代表FWジェレミー・ドク(21)はチームの新たな武器となりつつある。

加入1年目はペップ・グアルディオラのサッカーに苦戦する選手も多い中、ドクはすでに昨シーズン好パフォーマンスを見せたFWジャック・グリーリッシュのポジションを脅かすほどの存在となっている。

13試合に出場し、3ゴール6アシストを記録しているドク。11節のボーンマス戦では1ゴール4アシストを記録し、左サイドを完全に制圧した。そんなドクは、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4戦のヤングボーイズ戦に80分から出場。
この試合では左ウイングにグリーリッシュが起用されていたが、ドクはグリーリッシュではなく、MFマテオ・コバチッチに代わり、投入された。左のウイングにドク、IHにグリーリッシュを置くという新たな試みをペップは行った。

出場時間はわずか10分ほどだったが、データサイト『Opta』によると、ドクはこの試合で6回すべてのドリブルを成功させたという。これはCLの試合で80分以降にピッチに入った選手としては最多記録となったようだ。

スピードとパワー、そして小刻みなフェイントからのドリブル突破はドクの最大の武器だが、試合を経るごとに突破をするのか抜かずにパスを送るかの判断が良くなってきている。ドリブル突破からのクロスもあるが、抜くと見せかけて中に走り込む選手へのラストパスも最近はよく見られるようになった。

突破を警戒するDFをいなすパスも見られるようになり、左サイドでドクがボールを持った際は何を見せてくれるのか期待感さえ湧くようになってきている。

シュート精度などまだまだ課題点もあるが、ここまでのドクの活躍はチームの大きな武器となっている。

ドクとグリーリッシュという2人の違うタイプのウインガーを擁するマンCの左サイドは相手の脅威となっている。

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