絶好調のスパーズにはまだ“重要戦力”がいる ポステコグルー采配でベンタンクールはどう輝く

昨季は印象的なパフォーマンス見せていたベンタンクール photo/Getty Images

中盤に新たなアイディアをプラスできる

今季より指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルーの下で見事なスタートを切ったトッテナム。

そのチームを中盤の底から支えるのがイヴ・ビスマとパペ・マタル・サールのコンビだ。ポステコグルーは当初よりこの2人をボランチとして信頼し、継続的にスタメン起用してきた。2人にはボールを奪う力と縦への推進力があり、今のところこの抜擢は当たりだ。

だが、トッテナムの中盤にはまだ実力者がいる。怪我からの復帰へ一歩ずつ近づいているウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールだ。
昨年冬にユヴェントスから加入したベンタンクールもボランチをこなせる実力者で、昨季はリーグ戦で5ゴールと攻撃面でも力を発揮した。

データサイト『WhoScored』は昨季のベンタンクールを絶賛しており、ポステコグルーのサッカーにも合うはずと復帰を待ち侘びている。

「昨季のスパーズ全選手の中で、ベンタンクール(7.22点)よりも良い平均採点を獲得したのはハリー・ケイン(7.51点)だけだ」

「昨季途中にベンタンクールが離脱したことで、中盤の推進力が失われてスパーズの調子が悪くなった。ベンタンクールが出場しなかった試合では勝率が61.1%から35%に低下している。この大幅ダウンに関しては他の原因もあるものの、ベンタンクールの欠場が勝率低下に関係しているのも確かだ。ポステコグルー率いるチームはエキサイティングなサッカーを展開していて、理論上はベンタンクールもスムーズにフィットできるはずだ」

ビスマ、サールとは異なるクオリティをプラスできるはずで、昨季5ゴール奪っている攻撃面の成長も見逃せない。中盤の新戦力であるジェイムズ・マディソンとの絡みも楽しみで、ベンタンクールの復帰でスパーズの中盤はさらに強化されることになる。

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