言い訳はしないアーセナル守護神 ラムズデール・パパは息子を貶したキャラガー氏に反撃「あなたは恥ずべき人だ!」

ラムズデール(右)とラジャ photo/Getty Images

難しい状況に置かれるラムズデール

現在、無敗でプレミアリーグ2位につけるアーセナル。チームは好調だが、ミケル・アルテタ監督はメンバーを固定する傾向があり、スカッドには序列が生まれ始めている。なかでも注目されているのは、ダビド・ラジャ、アーロン・ラムズデールと代表クラスを2名抱えるGKのポジションだ。

昨季は正GKとしてプレミアリーグすべての試合に先発したラムズデールだが、今季はブレントフォードから加入したラジャにポジションを奪われている状態だ。英『Daily Mail』によれば、イングランド代表戦後にメディアの前に現れたラムズデールは、チームでの自らの現状について次のように語っている。

「もちろん、このような状況は初めてだ。監督(ガレス・サウスゲイト)は素晴らしい。彼はこれまで一緒に仕事をしてきた選手たちを信頼している。カルヴィン(・フィリップス)も、ハリー(・マグワイア)も、(クラブでは)ほとんどプレイしていないことがわかる。しかし、イングランド代表でチャンスが与えられると、彼らはパフォーマンスを発揮するんだ」
「だから、それがもし自分に当てはまり、もし自分のクラブでプレイできていなかったとしても、別の試合に出場できるという信頼を見せられたなら、僕は彼に恩返しをしなければいけない。でも、もちろん自分のチームに戻りたいよ。ジョーダン(・ピックフォード)がナンバーワンで、自分は道端に転落するというのではなく、自分のクラブチームに入って監督を悩ませたいと思っているんだ」

自分の置かれた状況を正直に語ったラムズデール。そんなラムズデールを応援したいと思う人間は多いようで、元英代表のクリス・サットン氏も『Mail Sport』のポッドキャストで「彼は自分の歩幅のなかですべてを受け入れた。そこが気に入った点だよ。言い訳はしなかった」と称賛した。

また、ラムズデールの実父のニック・ラムズデール氏からも援護射撃が飛んできた。2-2と引き分けたトッテナム戦で、ラジャのスーパーセーブをベンチのラムズデールが拍手で称えたシーンがあったが、このシーンに対して元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏は「それを見たとき、私は笑ってしまったよ。彼は本当に打ちのめされているようだ」とXに投稿。その投稿に対し、ニックさんは「あなたは恥ずべき人だ! 品格を見せろ! うちの子がそうしているように」とリプライを返し反撃している。

実力は確かながら、難しい状況に置かれているラムズデール。ラジャが先発するようになってからチームはリーグ戦でわずか2失点と、結果のうえでも逆境に立たされている。この冬に移籍するのではないかとも言われているが、状況が逆転することはあるのだろうか。

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