古橋&伊東弾で終始圧倒した森保ジャパンが6連勝達成 チュニジアのシュートを1本に抑え、2-0で完勝

チュニジアに2-0で勝利した日本代表 photo/Getty Images

昨年敗戦したチュニジアにリベンジ 

13日に行われたカナダ戦では田中碧の2ゴールを含めた4ゴールを決めた日本代表が4-1で勝利した。強さを見せつける日本代表が次に挑むのは、昨年6月に0-3で負けたチュニジア代表だ。

森保監督はカナダ戦のスタメンより、7人の選手を変え、鈴木や久保がスタメン入り。カナダ戦で好調をアピールした浅野が務めたワントップには古橋が選ばれた。

対するチュニジアは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するハンニバル・メジブリはベンチスタートとなったが、ガンバ大阪のストライカーであるイッサム・ジェバリはスタメンに名を連ねた。
序盤から日本がボールを保持する形が続き、チュニジアは5バックで日本の攻撃陣を警戒する。中は固められているため、長いボールを使い、チュニジアデフェンスラインの裏を両サイドの伊東と旗手が狙う。

攻守の切り替えが早い日本に苦しむチュニジア。徐々に攻撃のリズムを作る日本は11分に古橋がいい位置でFKを獲得。久保が低いボールで壁の下を狙うもこれはGKの正面に。ボールは保持できている日本だが、チュニジアの堅い5バックを相手になかなかシュートまでの形が作れない。

23分には右サイドの伊東から久保にパスが通り、最後は旗手がシュートを放つもディフェンスに間合いを詰められ、枠内を捉えられない。旗手の絶妙なサイドチェンジから伊東が抜け出すが、チュニジアの早い戻りの前にチャンスを作れない。

チュニジアのワントップであるジェバリに起点を作らせず、守備では安定している日本代表。久保が右寄りのポジションをとり、右サイドの伊東と共に崩そうと試みるが、チュニジアも最後は体を張ったディフェンスでシュートを許さない。

43分に試合が動く。ビルドアップから遠藤、守田と繋ぎ、久保から旗手へ。旗手の右サイドへのパスがチュニジアDFにあたり、古橋に渡る。GKとの一対一を冷静に決め、先制点をマークした。

古橋は、古巣神戸のホームスタジアムであるノエビアスタジアム神戸にて嬉しい得点をマークした。前半はこのまま終了。攻めあぐねていた日本であったが終了間際に貴重な先制点を決め、1-0で折り返す。

後半からは点を決めた古橋に代わり、上田が出場。チュニジアも右サイドのメンバーを1人代え、流れを変えようと試みる。後半はチュニジアがコンパクトな陣形をとり、前半よりは攻勢を強める。54分にはFKから得点を狙うもGK鈴木が安定したパフォーマンスを見せ、得点を許さない。

61分には左サイドで形を作り、最後は菅原がシュートを放つも惜しくも外れてしまい、追加点とはならず。チュニジア代表は3人の選手を代え、得点を狙いに行く。日本も旗手にかわり、浅野、中山に代わり町田を入れる。

67分には前線のプレスからボールを奪い、PA内で久保がボールを受け、シュートを狙うが、惜しくも外れる。攻勢を強める日本は、左サイドで久保が抜け出すと。マイナスのクロスに伊東が最後は流し込み、追加点をマークした。

71分には点を決めた伊東に代え、南野を投入。板倉に代わり谷口が入る。南野がトップ下に入り、久保が右サイドにポジションチェンジした。73分には左サイドのクロスから上田が強引にシュートを狙うが、惜しくもポストに阻まれる。

4バックに変えたチュニジア代表だが、日本の早いプレスとプレスバックにより、思うように攻撃を進められない時間が後半も続く。

81分にはこの日アシストを記録した久保に代わり、橋岡を投入。橋岡が右のサイドバックに入り、菅原が一列前にポジションをあげた。久保は好調ぶりを見せるプレイを今回の日本代表でも発揮した。

チュニジアも一矢報いるべく攻撃の手を強めるが、集中した日本のディフェンスラインを前に、なかなかシュートまでの形を作れない。後半ATにジュイーニにヘディングシュートを許すも、これはポストに当たり、間一髪で失点を免れた。

カナダ戦での失点を教訓にした日本代表は最後まで集中を切らさず無失点でこの試合を終わらせた。

9月の欧州遠征に続き、10月の2連戦も連勝を飾った。

[スコア]
日本 2-0 チュニジア

日本
古橋亨梧(43分)、伊東純也(69分)

チュニジア

日本
鈴木彩艶、冨安健洋、板倉滉(→谷口彰悟 71分)、菅原由勢、中山 雄太(→町田浩樹 63分)、守田英正、遠藤航、伊東純也(→南野拓実 71分)、旗手怜央(→浅野拓磨 63分)、久保建英(→橋岡大樹 81分)、古橋亨梧(→上田綺世 46分)

チュニジア
ムエズ・アセン、ヤシヌ・メリアー、モンタッサル・タルビ、ウサマ・ハダディ(→ハムザ・ラフィア 63分)、モハメド・ドレーガー(→ヤン・ヴァレリー 46分)、エリス・スキリ(→ユセフ・ムサクニ 63分)、アイサ・ライドゥニ(→ナイム・スリティ 87分)、アリ・アブディ、モハメド・アリ・ベン・ロムダン(→サイファラー・ルタイエフ 74分)、イッサム・ジェバリ(→ハイタム・ジュイーニ 63分)

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ