アジア杯優勝候補の日本代表にアーセナルは少し複雑な思いも? 冨安がチーム離れる冬の1ヶ月をどう凌ぐ

日本の最終ラインを束ねる冨安 photo/Getty Images

冨安不在はローテーション策に問題を生む

絶対的なスタメンというわけではないが、アーセナルにて日本代表DF冨安健洋は欠かせない戦力となっている。本職のセンターバックに加え、サイドバックでも両サイドをこなすことができ、守り切りたい試合終盤に投入されるケースも多い。

ただ、今季はアジアカップが控えている。アジアカップは来年1月に予定されており、もちろん日本が狙うは優勝だ。冨安は最終ラインの要であり、アジアカップ制覇へキーマンの1人でもある。しかしアーセナルにとっては、その1カ月を冨安抜きで戦わなければならない。

英『Football London』もそこを気にかけており、その期間はアーセナルにとって1つの勝負どころとなるだろう。
「森保監督率いる日本代表は大会優勝候補の一つだ。決勝に進出した場合、アルテタは1月から2月10日、そこから数日ほどは冨安を起用できないことになる。この期間にはプレミアリーグでノッティンガム・フォレスト、リヴァプール、ウェストハムらとの対戦がある。さらに、2024年1月21日から始まる週には、カラバオカップ準決勝第2戦とFAカップ4回戦に出場する可能性がある」

同じ時期にはアフリカ・ネイションズカップもあり、アーセナルにはガーナ代表MFトーマス・パルティにエジプト代表MFモハメド・エルネニーもいる。複数コンペティションを戦ううえでローテーション策は重要なだけに、冨安らを起用できないのは1つのピンチだ。

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