今夏にシュツットガルトからリヴァプールに加入した日本代表MF遠藤航。今夏に退団したMFジョーダン・ヘンダーソンやMFファビーニョといった中盤の選手の穴を埋める役割が期待された。
遠藤はここまで、公式戦通算8試合に出場しており、1アシストをマークしている。数的不利な状況の中での起用も多く、ここまでは苦戦気味だ。それでも試合を重ねるにつれて、存在感も示しつつある。
リヴァプール専門メディア『Liverpool.com』では、インターナショナルブレイク明けのエヴァートンとのマージーサイドダービーで、遠藤をスタメンで起用すべきだと伝えている。
前節のブライトン戦では、アレクシス・マックアリスター、ドミニク・ショボスライ、ハーヴェイ・エリオットの3人が中盤として選ばれた。同メディアは「アレクシス・マックアリスターは非常に孤立し、エリオットは守備の有効性という点では必ずしもベストではない」と綴っており、ブライトン戦で見えた中盤の改善点を伝えている。
また、マックアリスターの守備的MFでの起用にも疑問視しており、もっと高い位置での役割の方がいいと考えているようだ。そんななか、守備的MFの役割に推しているのが、9月の欧州遠征や、カナダ戦で安定したパフォーマンスを見せた遠藤だ。
「遠藤はここ最近、リヴァプールのスタメンのラインナップに値するほどの実力を示しており、アンフィールドでのダービーに起用されても動じることはないだろう。遠藤は、厳しい状況で力を発揮し、タックルを入れることを恐れない粘り強いプレイヤーだ。彼はデュエルに勝つのが大好きで、その守備力がリヴァプールの中盤の守備の硬さの問題を解決する鍵となるかもしれない」
また、遠藤がアンカーとして持ち前の守備力を発揮することができれば、中盤の守備の脆さを解決するだけではなく、マックアリスターが本来のボジションでプレイすることができる。遠藤のアンカーが定着すれば、マックアリスターがもっと活きる可能性があると、同メディアは伝えている。
ブライトン戦では出番が回ってこなかった遠藤だが、インターナショナルブレイク明けのエヴァートンとのダービー戦ではチャンスが回ってくるのか注目だ。