今季のリーガは1試合平均“2.88ゴール”と攻撃的? 「退屈と批判されていた我が国のサッカーにとっては朗報」

今季は撃ち合いも目立つリーガ photo/Getty Images

今季は撃ち合いのゲームも目立っている

欧州5大リーグの中でも高い人気を誇るイングランド・プレミアリーグは、ゲームスピードが速いことに加えて得点が多く決まる傾向にある。タレントが揃っていることもそうだが、得点が多く入ることも人気の理由かもしれない。

そんなプレミアを意識しているのが、スペイン『as』だ。同メディアは自国のリーガ・エスパニョーラとプレミアを比較しているのだが、今季のリーガは序盤から多くのゴールが決まっている。

第7節を終えた段階で1試合平均得点は2.88となっており、昨季の2.51点、2021-22シーズンの2.5点、2020-21シーズンの2.51点、2019-20シーズンの2.48点など直近のシーズンと比較すると得点数が多い。
もちろん今季は始まったばかりだが、確かにここまではレアル・ソシエダとヘタフェが第6節で4-3の撃ち合いを演じたり、ジローナVSマジョルカが5-3、ソシエダVSグラナダが5-3、ビジャレアルVSバルセロナが4-3など、点の奪い合いが目立つ。アトレティコ・マドリードがラージョを7-0で粉砕したゲームもあった。

ここ20年ほどのリーガを振り返ると、1試合平均得点が最も高かったのは2016-17シーズンの2.94点となっている。今のところ今季の2.88点は、ここ20年ではそれに次いで2番目の多さだ。

これが続くかは分からないが、同メディアは近年のリーガがスコアレスドローも目立つ退屈なリーグだったと指摘しており、プレミアの数字と重ねながら今季の傾向を歓迎している。

「昨季のプレミアリーグは平均2.85点が決まっていて、今季は1試合あたり3.1点だ。今のリーガはその中間あたりに位置していて、繰り返されるスコアレスドローのおかげで退屈と批判されていた我が国のサッカーにとっては朗報だ」

得点が多く入ることが人気に直結するわけではないが、スコアレスドローが退屈との印象を与えてしまうのは事実だろう。今季のリーガは撃ち合いも多く、リーグ全体としては歓迎すべき流れなのかもしれない。

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