セルティックはCLでアトレティコに勝つべし 中村俊輔がいた06-07にベスト16へ進んだストラカンが考える勝ち上がり

古橋もCL初戦のフェイエノールト戦ではゴールを決められず photo/Getty Images

初戦はフェイエノールトに力負け

今季こそはチャンピオンズリーグ・グループステージ突破をと意気込むスコットランド王者セルティックだが、フェイエノールトのアウェイに乗り込んだ第1節は0-2で敗れる厳しい結果となった。

敗れたこともそうだが、無得点で終わったショックも大きいだろう。国内では面白いようにゴールが決まるが、CLでは昨季もグループステージ6試合で4ゴールしか奪えなかった。

今回のフェイエノールト戦もポゼッション率は39%まで下がり、国内リーグとは全く異なるゲーム展開となった。やはりCLの舞台は甘くないと感じさせられた一戦だったと言える。
この結果を受け、セルティック元監督のゴードン・ストラカンはグループ内最大の敵と考えられるアトレティコ・マドリード相手に勝つしかないと発破をかける。

ストラカンといえば、2006-07シーズンにセルティックをCLベスト16へ導いた指揮官でもある。当時のセルティックには元日本代表MF中村俊輔がおり、中村がマンチェスター・ユナイテッド戦で決めたフリーキックは今も伝説だ。

あの時もセルティックは2度目の対戦でユナイテッドを1-0で撃破しており、ストラカンはグループ内最強のチームに勝つことが重要だと説く。

「セルティックがチャンピオンズリーグで上に行くためにしなければならないことは、アトレティコ・マドリードに対して何らかの形で大きな結果を手に入れることだ。彼らはおそらくグループ内で最高のチームだからだ。セルティックの状態がベストであれば、どのチームにも良い戦いができると私は思う。このグループにはマンチェスター・シティ、レアル・マドリード、さらにはアーセナルのようなチームは存在しないからね」(『Glasgow World』より)。

セルティックはフェイエノールト、ラツィオ、アトレティコと同じグループEに入っており、確かにどのチームも優勝候補には挙げられていない。ラツィオもセリエAで上位に入る実力者集団ではあるが、セルティックにもチャンスはあるはず。

アトレティコとはまず第3節で対決する予定だが、セルティックは勝ち点3を奪うサプライズを起こせるのか。ホームスタジアムの空気感は抜群なだけに、ホームで上手く勝ち点を稼ぎたいところだ。

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