昨季の経験を強さに変えたトッテナム アーセナルとの “ノースロンドンダービ”を制することができるか

新キャプテンに任命されたソン・フンミン photo/Getty Images

負けなし同士の注目の一戦

今週末に行われるプレミアリーグ第6節。今節の注目カードはやはり、アーセナル対トッテナムの “ノースロンドンダービー”だ。

今季ここまで5試合を終えて、4勝1分の両チーム。負けなし同士のクラブで行われるダービーは、一層激しい戦いになることが予想される。

敵地エミレーツ・スタジアムに乗り込むトッテナムは今シーズンこそ、ここまで順調であるが、昨シーズンは8位に終わってしまい、苦しい1年を過ごした。
今夏はエースのFWハリー・ケインが退団するも、アンジェ・ポステコグルー新監督を招聘した。新監督の手腕もさることながら、新加入のMFジェイムズ・マディソンやGKグリエルモ・ヴィカーリオ、そして中盤で好調のMFパペ・マタル・サーやMFイヴ・ビスマの存在も大きい。今夏に完全移籍したMFデヤン・クルゼフスキも豊富な運動量でチームの好調に大きく貢献している。

そんなトッテナムだが、昨シーズンの苦しい経験が、今シーズンの強さにつながっていると語るのが、新キャプテンの韓国代表FWソン・フンミンだ。

「さまざまな理由で厳しい時期だったが、そのおかげで私はさらに強くなった。今では経験豊かな選手になった」

「昨シーズンは、おそらく僕が直面した中で最もタフなシーズンだったが、同時に最も多くのことを学んだシーズンでもあった。18歳の時のシーズンよりもね」

「それは私にとって驚きだった。それが私を再び強くしてくれたんだ。とてもタフだったが、それは私の人生の一部であり、選手として、人間として、私をより強くしてくれた」(英『BBC』より)

ソン・フンミンは、昨シーズン負傷に苦しみながらも、プレミアリーグで10ゴール6アシストを記録した。今季は、新キャプテンにも任命され、第4節のバーンリー戦ではハットトリックも記録しており、調子を上げてきているソン・フンミン。

今シーズンのプレミアリーグの優勝候補の1つであるアーセナルを倒すことができれば、トッテナムもより勢いを増すことができるだろう。

好調同士のクラブがぶつかるノースロンドンダービーで、トッテナムはライバルを倒すことができるのか注目だ。

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