鎌田大地はラツィオ“不動の存在”となれるか 脅威となるゲンドゥージの存在「どちらか1人を外す選択を迫られる」

ラツィオでプレイする鎌田 photo/Getty Images

中盤のポジション争いは激しい

2日に行われたセリエA第3節にて、ラツィオはアウェイで昨季王者ナポリを2-1と撃破してみせた。

勝利の立役者となったのは、今夏加わった新戦力の日本代表MF鎌田大地だ。

鎌田は1-1で迎えた52分に独特のリズムでボールを運ぶと、最後は左足で華麗なるフィニッシュを決めており、これが決勝点となった。
鎌田にとっては指揮官マウリツィオ・サッリへ強烈なアピールになったが、まだ安心はできない。ここからラツィオの中盤はポジション争いが激しくなると予想されるからだ。

今回のナポリ戦では、鎌田と同じく今夏の新戦力であるMFマッテオ・ゲンドゥージも途中出場から印象的なプレイを見せていた。直前のオフサイドで取り消しになったが、ミドルシュートからネットも揺らしている。

伊『Gazzetta dello Sport』は鎌田&ゲンドゥージで今夏に退団したセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチの穴を埋められるのではないかと期待をかけているが、2人の同時起用は難しいとの見方も示している。この2人がポジションを争う構図になると見ているのだ。

「サッリは新しいミリンコビッチを探していたが、おそらく2人も見つけたのだろう。もちろん2人とも異なる特徴を持っているが、鎌田とゲンドゥージの2人は両方とも満点だった。問題は、どちらか1人を外す選択を迫られることだ。両者は共存できないわけではなく、一緒にプレイすることもできるだろう。しかし、サッリが中盤からルイス・アルベルトとアンカーのカタルディを外すとは考えにくい。したがって鎌田とゲンドゥージのどちらかをその時々で選択することになるだろう」

ゲンドゥージもアーセナルやマルセイユで活躍してきた実力者であり、その技術はナポリ戦でも発揮されていた。サッリにとっては嬉しい悩みだが、鎌田は中盤の1番手となれるだろうか。

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