ライスに足りないのは得点力 同じ“英国人最高額移籍”の経験者が語る「平均2ゴールは十分ではない」

アーセナルへ移籍したライス photo/Getty Images

得点力が課題か

今夏、ウェストハムから英国人としての史上最高額となる1億500万ポンドの移籍金でアーセナルへ渡ったMFデクラン・ライス。開幕3試合すべてて先発を続けており、新たなチームでも中心選手としての活躍が期待される。

リヴァプールなどでプレイしたグレアム・スーネス氏は、ライスと同じ英国人選手としての最高額の移籍金を記録したひとりだ。英『Daily Mail』によれば1978年、ミドルズブラから35万ポンドの移籍金でリヴァプールへ移籍している。そんなスーネス氏は、ライスが最高額移籍のプレッシャーを跳ね除けるだけの力を有していると確信しているが、足りないものもあると感じているようだ。同紙がコメントを伝えた。

「彼のために1億500万ポンドが支払われたのは、デクランのせいではない。彼はそれを受け入れなければ。私が選手だったとき、イングランドの2つのクラブ間で記録的な移籍をしたことがあった。その料金を私が要求したわけではないが、私はその状況に対処した。デクランにもできるだろうと確信しているよ」
「彼はもっとゴールを奪うべきだと思う。彼はシーズン平均2ゴール2アシストを記録しているが、それだけでは十分ではない」

「彼はとても良いチーム、素晴らしいフットボールクラブに加入した。私が彼を監督するなら、より多くのゴールを決め、より創造的になることを期待するだろう」

ライスは昨季リーグ戦で4ゴール。21-22シーズンは1ゴール、20-21シーズンは2ゴールだ。確かにあまり得点に絡む選手ではない。しかしアーセナルでは、ウェストハムよりも攻撃に出る時間が長くなる。開幕のノッティンガム・フォレスト戦では、実際に惜しいシュートを何本か見せていた。

アーセナルでも、ややポジションが低いのではないかと言われることもあるライス。守備力やキャプテンシーに加えて得点力が身につけば鬼に金棒だが、ミケル・アルテタのもとで進化を果たすだろうか。

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