ミランで32戦0ゴールの男がアタランタでいきなりゴール ミランはデ・ケテラエルとの相性悪かったのか

アタランタにレンタル移籍したデ・ケテラエル photo/Getty Images

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セリエA2年目に爆発するか

まだ開幕戦の1試合を消化しただけだが、ベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルは新天地アタランタで爆発するのだろうか。

今季開幕節でサッスオーロと対戦したアタランタを救ったのは、ミランからレンタルで加入したデ・ケテラエルだった。後半より途中出場したデ・ケテラエルは、82分に左サイドからのクロスに頭で豪快に合わせて得点を記録。これが決勝点となり、アタランタは2-0で開幕戦を制した。

デ・ケテラエルといえば、昨季ミランでセリエA32試合に出場して0ゴール1アシストに終わる屈辱を味わった選手だ。0ゴールに終わったことから批判も浴び、ミランにとっては失敗の新戦力となってしまった。
そこで今夏にアタランタへレンタル移籍することになったのだが、いきなり開幕戦からゴールを決めるのだから面白い。サッカー選手はチームスタイルに大きく左右されるものだが、デ・ケテラエルにはアタランタ指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニの攻撃サッカーが合うのかもしれない。

伊『Calciomercato』も、ミランの起用法が合っていなかったのではとの見解を示している。ポイントに挙げたのは、ミランの1トップに入るベテランFWオリヴィエ・ジルーとの関係性だ。

同メディアはデ・ケテラエルのプレイスタイルについて「攻撃的MFでもなければ、クラシックなストライカーというわけでもない」と紹介しており、ややチームスタイルを選ぶタイプのアタッカーと言える。ジルーら1トップの背後でプレイする形が合っていなかったと見ることもでき、0トップのように最前線で自由を与える方がデ・ケテラエルには合っているのかもしれない。

まだ1試合だが、アタランタのガスペリーニはデ・ケテラエルに最前線で自由を与えており、サッスオーロ戦の一撃から一気にデ・ケテラエルの得点ペースが上がる可能性も考えられる。セリエA2年目で真の実力をアピールできるのか。アタランタでのスタートは最高だ。

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