なでしこ相手の0-4大敗をスペインは一生忘れない 屈辱を知ったスペインがベスト16の戦いへ「あの敗北は深い傷」

スペインはグループ2位で決勝Tへ photo/Getty Images

ポゼッション率78%の大敗をどう活かす

今回のFIFA女子ワールドカップ2023で優勝候補の一角にも挙げられるスペイン女子代表。そんな彼女たちにとって、グループステージ最終節でなでしこジャパンに0-4のスコアで敗れたのは衝撃が大きかっただろう。

スペインは初戦のコスタリカ戦(3-0)、第2戦のザンビア戦(5-0)と2連勝で早々にグループステージ突破を決めていたため、日本戦は消化試合とも言えた。ただ、それでも4失点の大敗は受け入れられるものではない。

スペインは5日にベスト16でスイス代表と対戦するが、スペインを指揮するホルヘ・ビルダも日本相手の大敗を忘れることはないと気を引き締める。
「あのような敗北は深い傷となる。だが、チームが改善するうえで必要な過程とも言える。我々はあの敗北を今後も忘れることはない」

「(ベスト16で対戦する)スイスはグループ3試合で無失点を維持している。守備は非常に堅い。我々はチームとも話し合っている。ゴールに向かってもっと積極的にならないといけないよ」(『BBC』より)。

スイスはグループステージ3試合を1勝2分で通過しており、2得点0失点とかなり渋い成績で勝ち上がってきている。ビルダ監督の言葉通り守備には自信があるはずで、そこをスペインがどう崩していくのか。日本戦では78%ものポゼッション率を記録しながら無得点で敗れているだけに、ポゼッションからフィニッシュへどう繋げるかが課題となりそうだ。

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