なでしこの強さに世界衝撃 元女王の連勝に「彼女たちの勝ち方は日本がタイトル挑戦者になる可能性があることを……」

グループ2連勝を飾ったなでしこジャパン photo/Getty Images

次のスペイン戦は実力をチェックする機会に

2011年の女子ワールドカップを制した実績はあるものの、今回のFIFA女子ワールドカップ2023でなでしこジャパンを優勝候補に推す声は多くなかった。この12年で欧米のチームが力をつけたこともあり、なでしこは差をつけられたとの見方もある。

ただ、その空気はグループステージでの連勝で変わりつつある。なでしこジャパンはグループステージ初戦でザンビアを5-0で粉砕すると、第2戦のコスタリカ戦にも2-0で勝利。最終節を前にグループ突破を決めた。

その戦いぶりを米『ESPN』も絶賛する。ザンビアとコスタリカは強豪ではないかもしれないが、2試合で7ゴール0失点の戦いぶりは見事だ。31日には最終節で優勝候補の一角であるスペインとの対戦が控えており、そこでのパフォーマンス次第ではなでしこジャパンも優勝候補リストに入ってくるかもしれないと同メディアは期待をかける。
「勝ち点6を獲得したからといって突然優勝候補になるわけではないが、彼女たちの勝ち方は日本がタイトル挑戦者になる可能性があることを示唆している。ただ、より困難な課題はここからだ。グループ最終戦ではスペインとのゲームがあり、世界ランク6位のスペインは大会前から優勝候補に挙げられてきたチームだ。日本がスペインに対してどう戦うのか。それ次第で日本がどの位置にいるのか明確になるだろう。この一戦は彼女たちをチェックする場になる」

また同メディアは大会前のなでしこジャパンへの注目度が低かったと伝えているが、日本国内においてもなでしこジャパンが上位へ勝ち進んだ場合は注目度が高まるかもしれない。最終節のスペイン戦は消化試合とも言えるが、3連勝スタートとなればなでしこジャパンへの視線も変わるはずだ。

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