冨安左SBで先発、トーマス右SBも継続か アーセナルで試される選手のユーティリティ性

MLSオールスター戦ではCBも務めた冨安 photo/Getty Images

ティンバーも冨安もいたのにトーマス右SB?

プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルは、プレシーズンのアメリカツアーで対戦。2-0でユナイテッドが勝利した。

この試合、前半で2点を奪ったユナイテッドは、後半に選手を多く入れ替えた。得点を挙げたブルーノ・フェルナンデス、ジェイドン・サンチョほかフィールドプレイヤー10名をハーフタイムで入れ替え、多くの選手を起用するプレシーズンマッチらしい采配となっている。

一方アーセナルは、ハーフタイムでの入れ替えは左サイドバックの冨安健洋がキーラン・ティアニーに代わったのみ。ミケル・アルテタ監督は、普段のリーグ戦と同じく流れのなかで選手を入れ替えていく采配を見せた。
選手起用については、いくつか興味深い点がみられた。まずはオレクサンドル・ジンチェンコがベンチ外となった左SBの先発が冨安だったこと。昨季何度か試された形で、左利きのキーラン・ティアニーを差し置いての先発だ。アルテタは基本的に守備では逆足の選手を使いたがらないが、冨安はどうやら例外であるようだ。先のMLSオールスターとのゲームではセンターバックとしても試された。冨安に求められているのは守備のマルチロールとしての役割か。

注目のMFデクラン・ライスはアンカーとして先発。これはおそらく多くの人の予想どおりで、途中からトーマス・パルティに代わったのも想定内だっただろう。しかし、アルテタはトーマスをアンカーに置いて10分ほどプレイさせると、今度はその位置にジョルジーニョを投入。トーマスを右SBの位置に下げた。

トーマスが右SBに入る形は、昨季終盤の人員不足を受けた緊急のものだと思われていたが、このプレシーズンツアーでも同じ形が登場したのは意外だ。今回は先発したユリエン・ティンバーだけでなく、冨安もベン・ホワイトも出場したが、最終的に右SBに立っていたのがトーマスだったことは興味深い。

CFで先発したFWエディ・エンケティアが左ウィングに回される時間もあり、おそらくアルテタはある程度の流れのなかから選手たちのユーティリティ性を試したかったのではないか。CLも戦う今季のことを考えると、選手がマルチロールとしてさまざまな状況に対応できることはプラスに働くはずだ。

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