パト&ウィルシャーは怪我さえなければバロンドールも狙えた? 33歳のパトが今もサンパウロで見せる才能

ミランでも活躍したパト photo/Getty Images

ポテンシャルは特大だった

大きな怪我がなければ、どこまで成長できたのだろうか。インテルナシオナルにて10代から活躍していたのが元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトだ。

2006年に行われたクラブワールドカップで強烈なインパクトを残したパトは、ミランに引き抜かれるなど順調にステップアップを果たした。

しかしその後は怪我も増え、各地を転々とするキャリアに。イングランド、スペイン、中国でもプレイし、今年1月にアメリカのオーランドSCを退団してからはフリーの状況が続いてきた。
怪我の影響も続いていたのだが、パトは5月に古巣サンパウロと新契約を締結。33歳にして新たなスタートを切った。

今月17日に行われたサントス戦では、味方との華麗なコンビネーションから移籍後初ゴールを記録しており、このゴールシーンに才能が詰まっていた。

英『GIVE ME SPORT』は『バロンドールを獲得できたかもしれない才能TOP15』と題した企画にて、パトを2位、元アーセナルMFジャック・ウィルシャーを1位に選んでいる。両者とも怪我に苦しんだ共通点があり、順調にプレイできていればバロンドールに届くだけの才能はあったと言えるのではないか。

すでにウィルシャーはスパイクを脱ぐ決断を下したが、パトはサンパウロで新たなスタートを切った。まだ出場時間は19分と少ないが、サントス戦でのゴールシーンを見ればまだまだ才能は衰えていない。さらなるゴールラッシュに期待したいところで、ブラジル国内でも特別な人気を誇っている選手だ。

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