33歳の今が“全盛期”? スペイン代表でNLも制したナチョは来季もレアルに欠かせない

スペイン代表でもタイトルを獲得したナチョ photo/Getty Images

レアルとも契約を延長

33歳はベテランと呼ぶべき年齢だが、DFナチョ・フェルナンデスは今が全盛期と言っていいだろう。

先日には所属するレアル・マドリードとの契約を1年間延長することが発表され、サポーターもホッとしたに違いない。センターバックから両サイドバックまでこなすナチョは貴重すぎるユーティリティDFであり、その貢献度はサポーターの誰もが理解している。

ペペやセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランらの実力もあってなかなかスタメンには定着できなかったが、今は重要度が明らかに増している。
スペイン代表でもルイス・デ・ラ・フエンテ新体制に招集を受けており、今月にはネーションズリーグ制覇も経験した。決勝のクロアチア戦には途中出場を果たしており、ナチョにとっては嬉しい代表初タイトルだ。

代表では2013年にデビューしていたが、当時はまだラモスとジェラール・ピケが主力だった。なかなかワールドカップやEUROといったビッグコンペティションで出番を得ることが出来なかったのだが、来年のEURO2024では主力として参戦することになるかもしれない。

ナチョもネーションズリーグ制覇について、「国を代表してタイトルを獲得するのは、ごく僅かな選手にしか達成できないことだよ。母国を代表できることを誇りに思っているし、人生で最も幸せな日の一つだ」と充実感を口にしている(スペイン『as』より)。

世界的な評価を得るまで少し時間はかかったが、レアルで10年以上も戦えていることが実力の証明だ。

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