元チェルシーのスター選手ジェイコブ・メリスは32歳という若さでサッカーを引退せざるを得なくなった。引退後のメリスの生活はホームレスだという。
『Daily Mail』によると、メリスが32歳で引退となった理由は膝の負傷と誤診されたためだという。その誤診については詳しくはわからない。メリスはサッカーから引退して18カ月間、あちこちをフラフラする生活を送っている。両親の家や友達の家で寝泊まりしたり、安いホテルで一晩をやり過ごすこともあるという。
しかし膝の怪我の誤診がメリスのサッカー人生をめちゃくちゃにしたのではない。10代から頭抜けた才能でスター街道に乗ったメリスだったが、19歳辺りからその才能を自ら潰しはじめた。サッカーよりも飲酒や夜遊びを優先したという。その当時について本人がインタビューで答えている。
「お酒を飲んでいると、自分が何をしているのかコントロールできなくなるんだ」
「一度チェルシーのトレーニングに酔ったまま行ったことを覚えている。アシスタントコーチが気づいて『飲んでる?』と聞いてきた。その後チェルシーのアカデミーの監督などたくさん人が尽力してくれたけど僕は治すことができなかった」
その後チェルシーからバーンリーに移籍したメリス。しかし移籍後も私生活の管理ができずにキャリアは低迷した。7つのクラブでサッカーを続けようとしたが誤診がきっかけでそのキャリアに幕を閉じたという。
「まだリーグでプレイしている時は何も考えていなかった。僕はずっとあの場所に居れると思っていた。プレイをやめて考える時間が増えて初めて後悔している」
サッカー選手という輝かしいキャリアからホームレスに転落したメリス。今後普通の生活に戻ることはできるのだろうか。