スロベニアの“大型FWトリオ”が面白い セルティック古橋の後継者候補にも挙げられる新世代の点取り屋

ザルツブルクのシェシュコには大きな期待がかかる photo/Getty Images

EURO2024へカギ握る大型ストライカーたち

今季セルティックでゴールを量産した日本代表FW古橋亨梧には、今夏のステップアップが実現しても不思議ではない。

また古橋は28歳と中堅世代であり、セルティックとしては古橋の後継者的存在も見つけておきたいところだろう。

すでに韓国代表FWオ・ヒョンギュが加わっているが、セルティックが目をつけているFWは他にもいる。
英『Football Fancast』によると、その1人がスロベニアのマリボルで活躍する21歳のスロベニア代表FWザン・ヴィポトニックだ。

186cmのサイズを誇るヴィポトニックは今季スロベニア1部リーグで20ゴールを挙げ、得点王を獲得。古橋とはタイプの異なる選手ではあるが、スロベニア国内での成績は見事だ。

ヴィポトニックはスロベニア代表でもデビューを果たしており、3月に行われたEURO2024予選の第1節・カザフスタン戦では得点も記録している。チームもEURO2024は開幕2連勝と好調だ。

興味深いのは、スロベニアが抱える大型ストライカーの存在だ。セルティックが関心を示すヴィポトニックもそうだが、何と言ってもオーストリアの名門ザルツブルクでプレイする20歳のFWベンヤミン・シェシュコがいる。

今季もオーストリア1部リーグで16ゴールを挙げたシェシュコは195cmものサイズを誇り、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドと比較されるなど世界的に注目されているNEXTブレイク候補生だ。来季からのライプツィヒ入りが内定しており、いよいよ5大リーグ挑戦の時がくる。

さらに今季スイス・スーパーリーグでは、24歳のFWザン・ツェラルも得点ランク3位となる16ゴールを記録。ツェラルもスロベニア代表メンバーであり、186cmとサイズがある。

いずれも5大リーグで結果を残しているわけではないが、シェシュコ、ツェラル、そしてヴィポトニックと、所属クラブで好成績を残している大型FWが3枚も揃っているのは心強い。

スロベニアは2010年のワールドカップ・南アフリカ大会に出場しているが、EUROは2000年大会を最後に予選敗退が続いている。ワールドカップも2010年以降は予選敗退だ。

ただ、チームには楽しみな大型ストライカーたちに加えてアトレティコ・マドリードの絶対守護神ヤン・オブラクもいる。この世代でEURO2024、その次のワールドカップ2026年大会を狙いたいところで、EURO2024予選で連勝スタートを切ったスロベニアは見逃せない存在だ。

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