パリ五輪世代のエース候補がオランダの地で急成長中! 5大リーグへのステップアップも近いか

逆転勝利を収め、試合後に笑顔を見せる斉藤 photo/Getty Images

今季6ゴール5アシストの活躍

オランダの地で急成長を遂げている若きサムライがいる。スパルタ・ロッテルダムに所属するU-22日本代表FW斉藤光毅だ。

現在21歳の斉藤は、Jリーグの2020年シーズン終了後に海外挑戦を決断。横浜FCからベルギーのロンメルSKへ移籍し、今季はオランダの古豪スパルタ・ロッテルダムへレンタル移籍している。そして、自身初のオランダでは、デビュー戦(第5節フォレンダム)で途中出場ながら2アシストを記録し、いきなり存在感を放つと、今年に入ってさらに調子を上げている。

1月21日に行われた第17節カンブール戦で待望の移籍後初ゴールを挙げたほか、第24節からは3試合連続ゴールを記録。第28節、第29節では立て続けに決勝ゴールをアシストし、チームに勝利をもたらした。前節のフォレンダム戦でも、チームは逆転負けをくらったが、先制点を奪っている。
さらに、カンブールとの今節でも斉藤は違いを見せつけた。1点ビハインドで迎えた30分、ペナルティエリア内でトビアス・ローリッセンの落としを受けると、狙い澄ましたシュートでゴール右に流し込み、2試合連続となるゴールを決めたのだ。斉藤のゴールが反撃の狼煙となり、スパルタ・ロッテルダムも4-1の逆転勝利を収めている。また、この一戦で両チーム最多となる5度のドリブル成功を記録するなど、素晴らしいパフォーマンスを披露した斉藤は、個人としてもMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選ばれている。

ここまでエールディビジ25試合に出場し、6ゴール5アシストの活躍。得意のドリブルも、同リーグでは十分通用することがわかった。オランダでこれだけの結果を残すと、パリ五輪世代のエース候補と期待される斉藤だが、A代表での活躍も見てみたいところ。また、5大リーグへの挑戦などステップアップも近いのではないか。そのためにも、最終節およびプレイオフでのさらなる活躍に期待だ。

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