MFハフェルツの2列目でのプレイが恋しい…… やはり来季のチェルシーには新たな9番が必要

CFでなかなか結果が出ないカイ・ハフェルツphoto/Getty Images

ハフェルツの本職はアタッキングMF

プレミアリーグ第37節、マンチェスター・シティ対チェルシーの試合が行われ、1−0でシティが勝利。今季プレミアリーグ優勝が確定していたため、主要メンバーを休ませることに専念したシティだったがチェルシーが勝ち点を奪うことはできなかった。

この試合、チェルシーはカイ・ハフェルツとラヒーム・スターリングを2トップで起用。今季33試合7ゴールのハフェルツはCFとして起用されることが多い選手としては得点力が物足りない。今回の試合でも得点を奪うことはできなかった。度々ハフェルツの得点力不足は批判の的になり、ストライカーとして使えないのなら、チームに必要ないというSNSでのファンからの声もある。

しかし、ハフェルツが輝ける場所がCFではないのは確かな事実ではないだろうか。トーマス・トゥヘル率いるチェルシーがチャンピオンズリーグで優勝した20−21シーズン。ハフェルツの活躍場所は2列目。CFとして出場する機会が無かったわけではないが、主にアタッキングMFとして活躍していた。相手を引き付けた後、確実なスペースにパスが出せる能力でチームの攻撃に多く関与。超万能型MFとしてチームの欠かせない存在だった。
チェルシー移籍前のバイエル・レヴァークーゼンでもハフェルツの主要ポジションは攻撃的MFだ。34試合17ゴールを記録した大活躍の18−19シーズン、ハフェルツがCFとして起用された試合は一度もない。

しかし今のチェルシーにはストライカーがいない。ルカクがインテルにレンタル移籍しているが、来季戻ってくるのかは定かではない。さらに今季チームの9番をつけているオバメヤンは、15試合1ゴール。今のチェルシーでCFを張れる選手がいないことで、ハフェルツにその役目が回ってきているのだろうか。来季に向けて本職CFのストライカーの獲得は必須と言って良いだろう。

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