大学生が起こした17年天皇杯のジャイキリ伝説 ベスト16進出の筑波大学には三笘薫を筆頭に錚々たるメンバーが揃っていた

筑波大時代に出場した三笘 photo/Getty Images

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仙台、福岡に勝利した

5月20日に1回戦が行われる2023シーズンの天皇杯。開幕に先駆けて、今大会の公式アンバサダーにブライトンの三笘薫が就任することが発表された。

第100回大会となった2020シーズンの決勝・ガンバ大阪戦で先発出場した三笘は、55分に先制点を記録。結局その得点が決勝ゴールとなって1-0で川崎の優勝に貢献し、クラブはリーグとの2冠を達成した。

川崎でも大きな輝きを放った三笘だが、Jクラブへ最初のインパクトを残したのが川崎に加入する前の天皇杯だった。2017シーズンの天皇杯、茨城県代表として出場した三笘擁する筑波大学は2回戦でベガルタ仙台と対戦。当時J1の仙台を相手に三笘が2得点を決めて3-2と勝利した。

3回戦でもアビスパ福岡を2-0で下し、ベスト16へ進出するなど、センセーショナルな活躍を見せた筑波大。三笘だけでなく当時のメンバーには、GKの阿部航斗(新潟)やDFに小笠原佳祐(藤枝)、野口航(今治)、鈴木大誠(奈良)、山川哲史(神戸)、MFには鈴木徳真(C大阪)、高嶺朋樹、戸嶋祥郎(ともに柏)、西澤健太(清水)にFWは中野誠也(大宮)、北川柊斗(群馬)と現在もJリーグでプレイする錚々たる選手たちが揃っていた。

当時2年生の三笘もその中で主力の1人として活躍。大学生の躍進に大きなインパクトを残したが、その後プロで戦うメンバーも多く、ジャイアントキリングは起こるべくして起きたといえるだろう。

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