「ベンゼマも老けて見えた」  レアルがシティ戦の一夜で痛感させられた世代交代の時

2ndレグでシティに大敗したレアル photo/Getty Images

ベテラン選手たちの衰えを感じる夜に?

たった1試合で評価を決めるのは早すぎるが、先日行われたチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでマンチェスター・シティに0‐4の大敗を喫したレアル・マドリードには嫌なムードが漂っている。

シティの完成度が高かったのは確かだが、どこかレアルのセンターラインに入るベテラン選手たちの衰えを感じるゲームとなってしまった。前線で良いところのなかったFWカリム・ベンゼマ、相手のプレスの前にらしくないミスも目立ったMFルカ・モドリッチ(37)、右サイドバックのダニエル・カルバハル(31)も全盛期の状態とは言い難い。サイドバックはレアルの重要補強ポジションだ。

英『The Guardian』もあまりにショッキングな敗北だったとシティ戦を振り返る。一夜で衰えを痛感するような形となってしまい、CL連覇を目指していたクラブとサポーターは厳しい現実を目にすることとなった。やはり世代交代を含め、今のレアルは過渡期を迎えているのだろう。
「今のマドリーが過渡期、世代交代の時を迎えていることは誰もが知っていたが、それを一夜で痛感するとは予想していなかった。モドリッチの63分間は酷かったし、クロースも立ち上がりが良くなかった。ベンゼマも老けて見えた」

「今回のゲームは数字が多くを物語る。シティが最初のゴールを決めた段階で、シティはマドリーの30本に対して196本のパスを成功させていた。レアルはロドリゴがこのゲームで最初にボールに触れるまで14分もかかっている」 

今夏にはドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得案も噂されるが、世代交代へ動いていく夏となるだろう。リーガ・エスパニョーラはライバルのバルセロナに奪われたものの、スペイン国王杯とCLを獲れれば問題なしとの考えで終盤戦をこなしてきたレアルだが、シティ相手の完敗劇でネガティブな空気が広がっている。

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