仏で鍛え上げられたフィジカル能力 「イングランドよりもフィジカル的に難しかった」と語るB・シウバの成長

シティに欠かせぬ存在となっているB・シウバ photo/Getty Images

小柄ながらフィジカルも強い

レアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでは2ゴールを記録し、チームの決勝進出に大きく貢献したマンチェスター・シティMFベルナルド・シウバ。

元よりテクニックの高さには定評があったが、ベルナルド・シウバの魅力はそれだけではない。複数ポジションをこなすサッカーIQに加え、豊富な運動量と高い守備センスも併せ持つ。小柄な選手ではあるが、決してフィジカルが弱いわけではない。守備面でも計算できるオールラウンダーなのだ。

そのベースは、フランスのモナコ時代にあるのかもしれない。イングランド・プレミアリーグもそうだが、フランスのリーグ・アンもフィジカルコンタクトの激しいリーグとして知られる。ポルトガルのベンフィカから2014年にモナコへ渡ったベルナルド・シウバにとって、リーグ・アンの環境は厳しいものだっただろう。
仏『France Football』によると、ベルナルド・シウバもフランスのフィジカルがかなり強烈だったと振り返っている。その環境に適応したことが現在の活躍に繋がっているのだろう。

「フランスでプレイするのは、イングランドよりもフィジカル的に難しかったと思う。今のシティがボールを保持する時間が長いから、そう感じるのかもしれないけどね。当初、フランスは僕にとって難しかったよ。慣れる必要があったからね」

それでもベルナルド・シウバはモナコで成長し、2016-17シーズンにはチャンピオンズリーグ・ベスト4入りにも貢献した。

28歳を迎えた今はサッカー選手として完成の時を迎えており、目指すはまだ成し遂げていないチャンピオンズリーグ制覇だ。残すはインテルとのファイナルのみで、ベルナルド・シウバもキーマンの1人であることは間違いない。

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