レアル戦は「決してリベンジではない」 ペップのCL決勝進出に向けての心意気

昨年はロドリゴの2発で一気に追いついた photo/Getty Images

昨年は大逆転負けを喫した

ヨーロッパ最大のリーグ戦、UEFAチャンピオンズリーグの準決勝1stレグ、レアル・マドリード対マンチェスター・シティの試合が行われる。このマッチは昨年のチャンピオンズリーグ準決勝と同じ組み合わせで、それぞれのサポーターの熱も高まっているだろう。

昨年の試合の1stレグではシティが4−3で勝利し、1点のアドバンテージを持ち、2ndレグに進んだ。しかし2ndレグでレアルに1−3で敗れたことで総合5−6と、1点わずかに及ばず準決勝敗退となった。

『The Mirror』によると、昨年のチャンピオンズリーグ準決勝、対レアル・マドリードの敗戦を受けて、シティのスター選手、ロドリゴ・エルナンデスは、今回のチャンピオンズリーグ準決勝は昨年のリベンジだと語った。しかしそう語るチームのスターがいる中、チームの監督、ペップ・グアルディオラは今回の試合をリベンジと捉えることを否定したという。

「リベンジだと思うことは大きな間違いだ。私たちは復讐するためにここにいるのではない。過去に起きたことは仕方がない。サッカーで起きることは常に我々がそれに値することを意味する。私たちは昨年、決勝進出のためにあらゆる事をした。しかしそれが不十分だったということだ。その試合で多くのことを変えた。今の私たちの闘い方は、今年の目標のためにやっている。だから今回の試合はリベンジではなく、決勝進出を果たすための別の機会なんだ」

昨年の2ndレグでは、90分、91分のロドリゴ、95分にベンゼマのゴールと、試合終了間際の5分間で一気に3失点という信じられないことが起こり、シティは準決勝敗退となった。この試合で多くのことを学んだというシティ。チームに足りなかった部分を認め、新たにチームを作り、挑んだ今年のチャンピオンズリーグ。再び準決勝でレアルと対戦することになったが、ペップは、それは決勝進出のための新たな機会だと強調した。

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