ガビが今夏フリーで移籍する可能性はあるのか チェルシーが代理人とマドリードで会談か

バルセロナのガビ photo/Getty Images

契約上は未だユースチームに

スペイン代表のガビは現在、ゴールデンボーイとコパ・トロフィーを受賞しているヨーロッパで最も優れた21才以下のサッカー選手として認められている。そんな彼は現在所属しているバルセロナで昨季からトップチームデビューを果たしており、今のバルセロナにとって欠かせない18才である。

バルセロナがラ・リーガに対してサラリーキャップなどの条件を満たしガビのトップチーム登録を求めた裁判で、裁判所がバルセロナの主張を認めたため、ガビは一度トップチーム登録を果たした。しかしバルセロナが訴状の提出期限を遵守していなかったという事実が判明し、裁判所は暫定措置の取り下げを決定。先月ガビは再びユースチーム登録に逆戻りしているのだ。

『as』によると、チェルシーはトップチームとしての実績がないままのガビをバルセロナがフリーで放出する可能性があるという事実を利用して、彼を獲得するために動き出しているようだ。ガビ自身もバルセロナの扱いに腹を立てており、チェルシーサイドはそんな状況のガビにチームのスターとしての地位と、将来のプロジェクトにおける彼の重要性を認識させようとしているという。

更に同サイトによると、スペインの首都で行われたその会合は両者にとって非常に満足いくものであり、前進することに同意したという。

昨冬の移籍市場で約3億6000万ユーロを費やしたといわれるチェルシーだが、ガビには数百万ポンドの契約を用意しているだけでなく、フリーで移籍してきた場合、多額の契約ボーナスで報いる可能性もあると報じられている。

もしバルセロナが現在抱えているサラリーキャップ2億円を6月30日までにフリーにする事ができなければ、ガビとの現在の契約は無効となり、彼はゼロコストで自由にチェルシーと契約する事ができる。

ガビがスペインでサッカーすることにこだわらないのであれば、自身の実績を重んじ、イングランドのクラブへの移籍を考えるのは妥当だ。彼がプロサッカー選手として最高峰のリーグで活躍することを、彼自身も彼のファンも心待ちにしているのではないだろうか。

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