出場798分だけなのにマンU3番目の得点者 エース離脱でより重要になったマルシャルのコンディション維持

4月に入ってからは出場が続いているマルシャル photo/Getty Images

継続してピッチに立てていない

今季のマンチェスター・ユナイテッドで最大の得点源となっているのは25歳のFWマーカス・ラッシュフォードだ。彼はここまでに公式戦28ゴールを記録しており、キャリアハイの成績を残している。

ところがそのラッシュフォードは8日に行われたエヴァートン戦で負傷交代してしまった。マンUは彼が今後数試合欠場する見込みだと発表。シーズン終盤の大事な時期をエース抜きで戦っていくことになってしまった。

そこで期待されるのがFWアントニー・マルシャルの奮闘だ。今季負傷に悩まされている彼は公式戦先発出場数が9試合、プレイタイムは798分に留まっている。しかし、そのわずかな出番の中で7ゴール2アシストを記録。ゴール数だけで見ればラッシュフォード、MFブルーノ・フェルナンデスに次ぐチーム3位タイ(FWアントニーも7ゴール)の成績であり、ラッシュフォードが負傷したエヴァートン戦でも、途中出場した11分後にゴールを決めてみせた。
英『Manchester Evening News』も、ラッシュフォードに代わる得点源としてマルシャルに期待を寄せており、90分あたりの平均ゴール数はラッシュフォードよりもマルシャルの方が高いと指摘している。ラッシュフォードの平均ゴール数が90分あたり0.71であるのに対し、マルシャルは0.79となっている。

その一方で気になるのがやはりマルシャルのコンディション面だ。同メディアはエリック・テン・ハーグ監督が1月に残したこのようなコメントを取り上げている。

「彼の肉体的なコンディションは、今のところ3日おきに90分の試合をこなせるほど高いものではない。だから私は彼と一緒にそれを管理していかなければならない」

結局マルシャルはその後も負傷を繰り返し、2月から3月にかけて出場した試合は1試合のみだった。4月に入ってからようやく稼働率を上げてきているが、フル出場した試合は未だに0。引き続き短時間でも仕事ができるのであればその点は問題ないが、少なくともラッシュフォードが復帰するまでは離脱しないことが期待される(データは『FBREF』より)。

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