奥川雅也、来季は再びブンデス挑戦か 2部から個人昇格の可能性

ケルンが関心を寄せる奥川 photo/Getty Images

マサヤ・オクガワは興味深い選手だ

鎌田大地(フランクフルト)や三笘薫(ブライトン)、旗手怜央(セルティック)など……。シーズン中の活躍もあって、今夏の去就に注目が集まっているサムライたちが多いが、ブンデスリーガ2部のビーレフェルトでプレイするMF奥川雅也もそのひとりのようだ。

現在26歳の奥川は2021年1月、当時はブンデスリーガに所属していたビーレフェルトへ買取オプション付きのレンタル移籍で加入。すぐさま定位置を確保すると、半年間でリーグ戦13試合に出場し、シーズン終了後には完全移籍を果たした。そして、移籍2年目の昨季はリーグ戦34試合中33試合に出場し、チーム内得点王となる8ゴールを記録。しかし、チームはシーズン通してなかなか勝ち点を積み上げることができず、17位でフィニッシュすることとなり、2部降格が決まった。

こういった活躍もあり、昨夏には1部に個人残留するのではないかとも噂されたが、最終的にはチームへ残留。ビーレフェルトの一員として1年での1部復帰を目指した今季も、ブンデスリーガ2部で個人としてはここまで26試合に出場して5ゴール8アシストを記録しているが、チームの成績は振るわず。昇格争いをするどころか、現在は14位で残留争いを繰り広げている状況だ。
そんな中、現在ブンデスリーガ13位のケルンが、来季の補強へ向けて奥川に興味を示しているとの報道が。同クラブのシュテフェン・バウムガルト監督が「マサヤ・オクガワは興味深い選手だ」と述べており、移籍金も200〜250万ユーロ(約2億9000〜3億6000万円)程度で獲得できる可能性が高いことから、奥川が新10番の補強候補に挙がっているという。ケルンもまだ1部残留が確定したわけではないが、今夏の個人昇格があるかもしれない。

ただ、この移籍が実現するには、ケルンが乗り越えなければ壁もあるとのこと。ケルンは先日、FIFAからこの先2つの移籍マーケットにおいての「補強禁止処分」が言い渡された。現在、補強禁止処分をめぐって上訴しているようだが、今夏の補強を行うには、まずはこの判決を覆さなければならない。はたして、奥川のケルン移籍はあるのか。

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