マンUスタッフが心配なのはマグワイアの“機動力” イングランド代表ではスタメンだが……

代表では頼れるCBであるマグワイア photo/Getty Images

移籍が正解か

イングランド代表として、イタリア戦、ウクライナ戦と2試合に先発したマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイア。しかし、クラブに戻れば、今季多くの試合でCBとして先発するのはラファエル・ヴァランとリサンドロ・マルティネス、あるいはコンバートされたルーク・ショーであり、マグワイアはまだ5試合の先発にとどまっている。

マグワイアは空中戦では無類の強さを発揮し、代表でもその特性が生かされる場面は多い。しかし、エリック・テン・ハーグのサッカーはDFに高い壁となる以上に、さまざまなものを要求する。マグワイアが先発できないのは、能力が総合的にテン・ハーグの基準を満たしていないということなのだろう。

『ESPN』は、マンチェスター・ユナイテッドのコーチングスタッフはマグワイアに懸念をもっており、その理由はチャレンジに勝つために急いで走り出してしまう傾向と、機動力の欠如に不満があるからだと伝えている。また、CBというポジションは代えづらいという理由もあるだろう。テン・ハーグは右利き、左利きのCBを並べて同時に起用することを好むためマグワイアはヴァランとの競争に勝つ必要があるが、ヴァランとマルティネスが先発したときは未だ3回しか負けていないため、ヴァランを代える必要がないのだ。
同メディアは、ユナイテッドは来季の移籍予算のために選手を売却する必要があり、特にアヤックスのDFユリエン・ティンバー獲得に動く場合は、マグワイアへの合理的なオファーが検討されるだろうとも伝えている。ウェストハムなどからの関心も伝えられているが、代表での出場機会確保のためにも移籍するのが正解なのだろうか。

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