チェルシーは先日、2021-22シーズンの決算を発表。およそ1億2000万ポンド(約194億円)以上の損失が明らかとなった。今冬にも大規模な戦力補強を行ったため、来シーズンはかなりの数の選手が整理されるとみられている。
英『Daily Mail』によれば、帳簿のバランスをとるために10人ほどの選手に売却の可能性があるという。同メディアは数人の選手を挙げ、「SELL」か「KEEP」かを予想している。
まず名前が挙がったのはアカデミー育ちのMFメイソン・マウント。ブルーズはライバルにマウントを譲ることを嫌うだろうが、リヴァプール、シティ、ユナイテッド、ニューカッスルから関心が寄せられるこの状況を利用することは賢明かもしれないと伝えている。余剰戦力となってしまうのであれば、できるだけ高く売ることが上策となる。
今季出番を失ったGKエドゥアール・メンディ、左サイドの厳しいポジション争いにさらされるFWクリスティアン・プリシッチ、冬にPSGへ移籍する予定だったといわれるFWハキム・ツィエク、イングランド代表定着のために出場機会を確保したいMFコナー・ギャラガーらは売却されると予想されており、それぞれ納得できるだけの理由はあるように思える。
一方で、残すべきとされているのはDFベン・チルウェルなどだ。チルウェルは同ポジションのマルク・ククレジャがパフォーマンスを発揮しきれないことを考えても、必要な存在ということか。そのほか、MFマテオ・コバチッチ、DFトレヴォ・チャロバーが残留とみられている。
大所帯となってしまったチェルシー。リーグ10位と、このままでは来季のCLやELの出場も危うく、スカッドの整理は避けられない問題となる。