クラブで最後にゴールを決めてから1年の時が経とうとしている。
ミラン移籍から悩み続けているのは、ベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルだ。
ミランにとって昨夏のデ・ケテラエル獲得は1番の目玉補強で、ベルギー黄金世代を受け継ぐ存在として期待は大きかった。
しかし、22歳のデ・ケテラエルはイタリアの地で苦しんでいる。ここまで1241分間プレイして0ゴールとなっており、クラブで最後にゴールを決めたのはクラブ・ブルージュ所属時代の2022年4月1日・ベールスホット戦だ。もうすぐちょうど1年といったところで、この1年はデ・ケテラエルにとって苦しいものだっただろう。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、デ・ケテラエルも新しい環境への適応に苦労していると認める。やはり5大リーグの1つであるセリエAはアタッカーにとってレベルの高いコンペティションなのだろう。
「実にネガティブだ。ブルージュで素晴らしいシーズンを過ごした後にミランへ移籍したことは後悔していないけど、より重要な存在になりたいんだ。苦労の理由はいくつかある。まずは環境の変化、フットボールのレベルも高い。多くのことに適応しないといけない。ピッチ外のことにもね。イタリアはレベルも高く、強度も高い。相手のペナルティエリアへも入りにくい。ゲームはより戦術的で、より集中が求められる。トレーニング中も戦術に気を配るようにしている」
ベルギーで見せてきた才能は本物のはずだが、ミランでそれが発揮されるときはいつになるのか。まさか初ゴールがこれほど遠いとは本人もクラブも予想していなかっただろう。