清水戦で初ゴールを記録
浦和レッズはルヴァンカップのグループステージ第2節で清水エスパルスと対戦。前半に幸先よく先制点を挙げる展開となるものの、追加点を奪えずに同点弾を決められてしまいドローで決着した。この試合で先制点を決めた男がブライアン・リンセンだ。
[4-2-3-1]の1トップで先発出場したリンセンは前線から積極的なプレッシングを仕掛けて運動量豊富に動き回る。すると迎えた38分、左サイドバックの荻原拓也のアーリークロスに対して走り出していたリンセンが勢い良く合わせてゴール。攻め続けていた浦和がいい時間帯にゴールを奪った。
昨夏浦和に加入して大きな期待を寄せられていたリンセンだが、パリ・サンジェルマンとの親善試合でまさかの負傷交代。公式戦でのデビューは10月となってしまった。結局昨季はゴールを奪うことができずに3試合ノーゴールに終わり、今季も連係面で苦戦しておりリーグ戦5試合で無得点だった。
ようやく決めた1ゴールにリンセンも安堵したことだろう。オランダで輝きを放っていたストライカーは、初の国外移籍でいきなりケガを負うなど厳しい船出となった。新たな戦術にも順応しながらも、結果を残せない状況にもどかしさもあったはずだ。新たなライバルも増えた浦和で初ゴールを奪ったリンセンは、今後どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。