2得点に絡んだ
U-22日本代表は欧州遠征でU-22ドイツ代表と対戦して2-2で引き分けた。この試合で同点ゴールをアシストするだけでなく、2点目の起点となるパスを供給した男が西尾隆矢である。
フランクフルトの地でドイツと激突した大岩ジャパンで、西尾は木村誠二とともにセンターバックのコンビを組んだ。すると1点ビハインドの43分、CKのチャンスから西尾がニアでボールに反応し、逆サイドで待っていた佐藤恵允が頭で合わせてゴールネットを揺らす。
さらに後半開始直後には西尾のロングフィードを起点に相手ゴール前に迫ると、相手ゴール前までプレスをかけてボールを奪った佐藤から、最後は細谷真大が決めて勝ち越しに成功する。最終的には同点弾を許した日本だが、センターバックの西尾が攻撃にも存在感を発揮してチームのゴールを創出した。
同じ日にはセレッソ大阪U-18で先輩だった瀬古歩夢がA代表デビューを飾った。C大阪でセンターバックのコンビを組んでいた先輩は、クラブでの活躍を経てグラスホッパーへ移籍し、森保ジャパンのセンターバックとしてキリンチャレンジカップを戦っていた。
西尾もそんな先輩に負けじとU-22日本代表の舞台で存在感を発揮。今季はここまでリーグ戦2試合出場と、苦しいシーズンではあるものの、代表での活動を転機にチームで成長を続けていきたい。