3度目のイタリア挑戦もあるのか。前線を強化したいミランにとってアトレティコ・マドリードのFWアルバロ・モラタは良い解決策となるかもしれない。
2014-15シーズン以来、毎シーズン公式戦2桁ゴールを達成するなど、どのチームに行ってもある程度の活躍を見せているモラタ。ユヴェントスからアトレティコへと復帰した今季はここまでリーグ戦26試合に出場。先発出場が16試合、途中出場が10試合と完全にレギュラーの座を得られているわけではないが、それでもすでに10ゴールを決めている。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、ミランはモラタをトップレベルのストライカーとみなしており、夏の獲得に向けた条件もそれほど悪くないという。アトレティコとモラタの契約は今季を終えればあと1年となるため、アトレティコは1500万~2000万ユーロ(約21億円〜約28億円)以上の移籍金を要求できないと考えられているようだ。
一方、モラタがユヴェントス時代にもらっていた年俸は500万ユーロ(約7億円)であり、これは現在のミランの最高年俸を上回ってしまう。モラタにはMLS行きの可能性もあるというが、彼の将来の選択肢の一つにイタリア行きがあることは間違いないと同メディアは伝えており、ミラン移籍に近づいた場合は年俸面で折り合いをつける必要が出てくるだろう。
1500〜2000万ユーロはミランにとって決して安い移籍金ではないが、今季はFWチャールズ・デ・ケテラエルやFWディボック・オリギといった前線の新戦力が真価を発揮できていない。再びリーグ優勝を目指すためには未来よりも今を重視したアタッカーの補強が不可欠になる。
来季のチャンピオンズリーグ出場権を得られるかどうかで夏の予算も大きく変わるため、ミランとしてはなんとしてでもリーグ4位以内をキープしたいところ。必要とあらばいつでもモラタ獲得に動ける体勢を整えることができるか。