シティ時代から「特別な存在」 アルテタとの再会はジンチェンコにとって必然だった

信頼しあっている様子のアルテタ監督とジンチェンコ photo/Getty Images

アーセナルの重要な戦力となった

アーセナルでなければ移籍は実現していなかったのだろう。DFオレクサンドル・ジンチェンコはマンチェスター・シティ時代からミケル・アルテタ監督が自分にとって特別な存在だったと明かしている。

2016年にジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティへと移籍したジンチェンコ。一方のアルテタ監督も現役を引退した2016年夏からアーセナル指揮官に就任する2019年12月まで、シティでアシスタントコーチを務めていた。

昨夏にアーセナルへと移籍したジンチェンコは、シティ時代のコーチであるアルテタ監督の下で左サイドバックのレギュラーとして活躍している。現在リーグ首位のアーセナルは長らく遠ざかっていたリーグ優勝へ突き進んでいる状況だ。
ジンチェンコは英『Daily Mail』のインタビューに応じる中でシティ時代を振り返っており、まだコーチだったアルテタ監督との思い出を回想。当時からアルテタ監督の後を追いかけたいと考えていたようだ。

「ミケルがシティを去るとき、私は感情を抑えきれなかったことを覚えている。この男は僕にとってとても特別な存在だったからだ」

「彼は僕に多くのことを教えてくれた。人間としても素晴らしく、トレーニングの後は毎回若い選手たちと向き合ってくれた。彼がみんなに与えていたアドバイスは僕にとって信じられないほど重要なものだった」

「僕は自分の周囲の人たちにこんなことを言っていたんだ。『もしいつか僕がシティを退団し、プレミアリーグには残るとしたら、一緒に戦いたい監督はたった一人だけ。ミケル・アルテタだ』とね」

シティ時代には2017-18シーズン、2018-19シーズンと2年連続でリーグ優勝の喜びを分かち合ったジンチェンコとアルテタ監督。立派な師弟関係を築いていると言えそうなこの2人は、アーセナルでもリーグ優勝を共に味わうことができるか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ