日本に敗れた新生・ドイツの攻撃リーダーは誰となる 若き天才“ムシアラ&ヴィルツ”の時代へ

レヴァークーゼンでプレイするヴィルツ photo/Getty Images

2列目の逸材は揃っている

大会前は想定もされていなかったことだが、ドイツ代表は昨年のワールドカップ・カタール大会で日本代表に敗れて決勝トーナメント進出を逃した。

優れたタレントは揃えているものの、結果的には2018年のロシア大会に続いて2大会連続のグループステージ敗退だ。何かを変えていかなければならないのだろう。

独『Bavarian Footballworks』が新時代の攻撃デュオと期待するのは、バイエルンのジャマール・ムシアラ&レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツだ。
残念ながらヴィルツは大怪我もあり、カタール大会には出場できなかった。しかし現在は復帰しており、レヴァークーゼンで徐々にプレイタイムを増やしている最中だ。伸び盛りな19歳の逸材には新生・ドイツの2列目に加わる素質がある。

ドイツ代表を指揮するハンジ・フリックもヴィルツに期待をかけているようで、復帰してから状態が上がっていると称える。

「個人的には、怪我をする前よりも良い選手になっているように感じる。彼がスマートなパスでゲームを素早く展開できることは知っていたが、彼は1対1で相手を突破する新たなクオリティも見せている」(独『Suddeutsche Zeitung』より)。

ムシアラの才能はカタール大会、そして所属するバイエルンで示している通りで、疑問はない。世界最高級の選手になるだけの素質は備えている。

肝心のセンターフォワードは今後も課題のポジションとなるかもしれないが、ムシアラとヴィルツを含め2列目の人員は多い。日本相手の敗北からどう変わっていくのか。自国開催のEURO2024へ向けて新生・ドイツの改革が楽しみだ。

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