奈良の田中奏一が現役生活に幕 岡山、鹿児島で活躍したSBはアドバイザー就任へ

J3へ昇格した奈良(写真はイメージ) photo/Getty Images

今季J3へ昇格した奈良

奈良クラブは16日、DF田中奏一が昨季限りで現役を引退することを発表した。さらに今季よりクラブのアドバイザーに就任することも併せて発表されている。

田中はFC東京U-18から、2008年に慶応義塾大学に進学。卒業後にファジアーノ岡山へ入団すると2年目には、J2リーグ戦31試合に出場して2ゴールを挙げた。しかし2015年にはケガの影響でチームに出遅れ、徐々に出場機会も減っていった。

2018年には鹿児島ユナイテッドFCへ移籍してJ3リーグ30試合4ゴールを記録。チームをJ2へ昇格させる原動力となる。2021年より奈良に加入すると、昨季はJFLで17試合に出場。クラブはJ3昇格を果たした。

豊富な運動量とスピードを生かした突破力を武器とし、サイドバックやウイングバックで活躍した田中は、11年の現役生活に幕を下ろした。奈良の公式にて「長い間ありがとうございました。ファジアーノ岡山、鹿児島ユナイテッド、奈良クラブ。どのチームでも、かけがえのない思い出ができました。今後の各クラブの発展を、心より願っています」とコメントしている。

また今季より奈良のアドバイザーに就任する。クラブ公式は「経営学の修士号を持つ田中氏には、クラブのアドバイザーとして、その知見を活かしてクラブ運営に関するご助言とご協力をしていただきます」と期待している。

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