かつて“1億ユーロの男”と呼ばれたポグバの復活はあるのか 長期離脱に遅刻メンバー外……

今季、ユヴェントス復帰を果たしたポグバ photo/Getty Images

伊紙もユヴェントスでの将来を危惧

かつて“1億ユーロの男”と呼ばれたフランス代表MFポール・ポグバは、再び輝きを放つことができるのか。それとも、このまま沈んでいってしまうのか。

ポグバはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育ち、2011年にトップチームデビュー。しかし、その後は思うような出場機会に恵まれず、2012年夏にユヴェントスへ移籍した。すると、この決断が功を奏したのか、イタリアの地で才能が開花。2014-15シーズンにチームをCL決勝の舞台へ導くなど、クラブの黄金期を支えた。

こういった活躍もあり、古巣であるユナイテッドが2016年夏に買い戻しに動いた。移籍金はなんと、当時サッカー史上最高額となる1億500万ユーロ。ビッグディールの成立に、衝撃を受けたサッカーファンも少なくなかったのではないか。ユナイテッドに復帰して以降は、クラブ自体の低迷もあってか、パフォーマンスの波が激しく、怪我に悩まされることもしばしば。6シーズンで公式戦233試合に出場し、39ゴール53アシストという結果を残したが、契約が満了を迎えた昨夏に退団することとなった。
そして、ポグバが満を持して新天地に選んだのがユヴェントスだ。契約期間は4年間で、背番号は以前も身につけた「10」。ユヴェントスは直近2シーズンを4位で終えていたため、王座奪還へ向けてポグバの復帰に歓喜したファン、前回在籍時のような活躍に期待したファンも多かっただろう。しかし、いざユヴェントスに復帰してみると、負傷による長期離脱に見舞われ、再デビューを果たしたのは今年2月末に行われた第24節トリノ戦。ようやく新たなスタートを切り、終盤戦での活躍に期待されたが、そんな矢先に遅刻が原因でメンバー外と(フライブルク戦)、ここまでファンの期待を裏切るような出来となっているのだ。

このような状況を受け、伊『Gazzetta dello Sport』はポグバのユヴェントスでの将来を危惧。「まもなく30歳を迎えるこのMFは、夏に若い選手たちのリーダー兼お手本として雇われたが、ここまで多くの問題を抱えてシーズンを過ごしてきた」、「サッカーでも物事は急速に変化する可能性があり、ポグバはこのままではユヴェントスでの将来を台無しにする危険性がある」といったような見解を示している。

3月15日に30歳の誕生日を迎えるポグバ。今季の残り数ヶ月ではピッチ内外での振る舞い、そしてプレイで自身の存在価値を証明したいところだが、はたして。

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