あるか“偽9番”ファビオ・ビエイラの再来 CF軒並み負傷のアーセナルにはユーティリティ性抜群のMFがいる

スポルティング戦でCFに配置変更されたF・ビエイラ photo/Getty Images

最前線が手薄に

MFファビオ・ビエイラのユーティリティ性が再び活かされることになるのか。12日にプレミアリーグ第27節フラム戦に臨むアーセナルは、センターフォワードがこなせる選手を3人欠いている。

ワールドカップ・カタール大会でFWガブリエウ・ジェズスが長期離脱となる怪我を負ったため、メインのCFがFWエディ・エンケティアくらいとなってしまったアーセナル。その後、1月の移籍市場でポリバレントな前線の選手であるFWレアンドロ・トロサールを獲得することに成功したため、最近はエンケティアかトロサールのどちらかがCFを務めるという状況になっていた。

しかし、エンケティアは足首の負傷により5日のボーンマス戦を欠場しており、ボーンマス戦に先発出場したトロサールも前半で負傷交代となってしまった。10日に行われたヨーロッパリーグのスポルティング戦ではこの2人がメンバー外となったため、左ウイングを主戦場としているFWガブリエウ・マルティネッリがCFとして先発している。
しかし、スポルティング戦の後半途中からはマルティネッリが本来の左ウイングに戻り、代わりにF・ビエイラがCFへポジションを移っていた。これを受け、英『Football London』は、シーズン序盤にミケル・アルテタ監督が残していたこのようなコメントを取り上げている。

「我々はトレーニングの中で、彼(F・ビエイラ)をさまざまなポジションで試してきた。これまでも左サイドや右サイド、偽9番、攻撃的ミッドフィルダーとしてプレイしてきた。彼はそのことにすっかり慣れているし、1つのポジションに固定されることを望んでいるわけでもない。それは我々にとって本当にポジティブなことだよ」

左ウイングにはFWリース・ネルソンやFWエミール・スミス・ロウといった選手もいるため、フラム戦のCF第一候補はあくまでもマルティネッリと考えられる。それでもスポルティング戦やこういったアルテタ監督の発言を踏まえれば、F・ビエイラが再びその位置で起用される可能性も十分にあるだろう。彼に出番が与えられた際には、そのポジションや仕事ぶりに注目だ。

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