昨年9月、アーセナル期待の若手MFエミール・スミス・ロウは鼠蹊部の手術に踏み切った。その間にチームではガブリエウ・マルティネッリやマルティン・ウーデゴーがフィットすることになり、スミス・ロウは1番手ではなくなった。昨季リーグ戦で10ゴール奪っていたスミス・ロウはチームの柱になり得る存在だが、離脱している間に序列が入れ替わってしまったのだ。
しかし、スミス・ロウに焦りはない。スミス・ロウはかなり長い間鼠蹊部の怪我と戦ってきたようで、手術で違和感を取り除けたと語っている。
「多くの人は知らないだろうけど、僕は18歳か19歳の頃からこの怪我を負っているからね。何年にもわたって対処するのは大変だったけど、ようやく終わったことを本当に嬉しく思う」(『sky Sport』より)。
まだ本領は発揮できていないが、まだ22歳と若い選手だ。焦る必要はないはずで、クラブやサポーターもスミス・ロウの才能は認めている。
また、同メディアはセントラルMFとしてのトレーニングを増やしているとも伝えている。離脱している間にマルティネッリが成長し、今冬にはレアンドロ・トロサールも加わった。2列目はかなり層が厚くなっており、ここで勝負を挑むのは厳しいかもしれない。
しかしスミス・ロウは中央でプレイするだけの技術を備えており、インサイドハーフとして活路を見出せる可能性がある。2列目の可能性を除外するわけではないが、担当ポジションが多いに越したことはない。ウーデゴーのようなゲームメイカーと連携を構築できれば面白く、スミス・ロウが100%の状態に達するときが今から楽しみだ。