“19位”に沈む名門バレンシアが本当に危ない 降格回避なるか「ここ10年で最悪の状態」

厳しい状況に置かれているバレンシア photo/Getty Images

2023年は未だ0勝と大苦戦

5大リーグも終盤戦へと向かっており、優勝争いと同時に運命を懸けた残留争いの方も熱を帯びてきた。

スペインで深刻な状況に陥っているのは、19位に沈むバレンシアだ。

バレンシアといえば、21世紀に入ってからも2度のリーグ制覇、2度のスペイン国王杯制覇、UEFA杯(現ヨーロッパリーグ)を制覇するなど、スペインを代表する名門クラブの1つだ。
近年は深刻な財政難に陥っていたとはいえ、まさか2部へ降格するなんてシナリオは描いていなかったはず。2019-20シーズンは9位、2020-21シーズンは13位、昨季も9位と中位には入っており、現在の19位は何とも厳しすぎる現実だ。

スペイン『as』もここ10年では最悪の状態にあるとバレンシアを心配しているが、チームでは5ゴールを挙げていたベテランFWエディンソン・カバーニまで負傷してしまった。リーグ戦直近8試合は1分7敗と散々で、このままでは本当に降格してしまう。

極め付けは今後のスケジュールだ。次節は好調のレアル・ソシエダをホームに迎え、その次は鉄壁の守備を誇るバルセロナの本拠地カンプ・ノウへ乗り込まなければならない。

その後オサスナ戦を挟み、アトレティコ・マドリードとのアウェイゲームだ。この4試合を未勝利で終える可能性も十分に考えられる。

2023年に入ってからはスペイン国王杯でラ・ヌシア、スポルティング・ヒホンに勝利したのみで、リーグ戦での白星はゼロ。

現在は2001-02、2003-04シーズンのリーグ制覇など栄光の時代を知るルーベン・バラハが指揮官に就いているが、クラブを救えるだろうか。

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