「クロップは強くプレッシャーを感じている」 OBは絶不調のリヴァプール指揮官を擁護

苦しいシーズンを戦うクロップ監督 photo/Getty Images

CLへの出場も困難な状況に

昨季は圧倒的な強さでイングランドとヨーロッパを席巻し、4つのタイトル獲得の可能性もあったリヴァプール。しかし今季はその強さは鳴りを潜めており、プレミアリーグでは暫定10位と低迷しており、2つの国内カップ戦も敗れている。

すでにリーグ戦では7敗を喫しており、第22節のウォルバーハンプトン戦では残留争い中のクラブ相手に何もできずに0-3と完敗。ブレントフォード、ブライトンにも3失点を喫するなど、守備面での崩壊に加え、攻撃でも6試合で6ゴールと攻守両面でパフォーマンスが著しく低下してしまった。

そんな状況下においてクラブのOBであるディートマー・ハマン氏は、敗戦を重ねるユルゲン・クロップ監督がリヴァプールを指揮する期間の中で、現在がもっとも困難な時期を過ごしているということを示唆した。
地元紙『Liverpool Echo』にてハマン氏は「時々クロップの反応を見ると、彼は大きなプレッシャーにさらされていると感じる」とコメント。さらに全タイトルで優勝を争う偉大なシーズンだった昨季と比較してクロップ監督を擁護している。

「彼らが(昨季に)達成したことは信じられないことで、二度と繰り返されない可能性があるが、そのために基準を非常に高く設定した。チームがサイクルの終わりに近づくと、ある段階で脱落するのは普通のことだと思う」

またクロップ監督の進退についても「だから彼は強いプレッシャーを感じていると思う。近年の彼の功績を理由に、クラブが彼を解任するとは思わない」と自らの意見を述べた。転換期を迎えるリヴァプールだが、終盤戦に向けてどのような結果を残すのだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ